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【Class for Zoom!】学校・教育者向けの画期的なサービス!

Class for Zoomとは?

いまや、全世界で3億人のユーザを突破したZoomです。そのZoomのアドオンとして学校・教育者向けサービスのベータ版が提供されました。
それが、Class for Zoomです!

Class for ZoomはClassEDUという会社が開発したZoomのアドオンです。

アドオンとは、基本的には「付加物」という意味の言葉であり、とりわけIT用語としては「ソフトウェアに特定の機能を追加するためのプログラム」を指す意味で用いられる語。
Weblio:https://www.weblio.jp/content/アドオン

Class for Zoomはサービス開始前に1600万ドル(約17億円)を調達したことから今後の展望がうかがえます。

オンライン授業、特にZoomの可能性についても述べておきますと、
アメリカでは97%以上でオンライン授業を実施しています。そんななかZoomはアメリカ内の大学88%を含んだ6,500を超える教育機関に利用されていて主にバーチャル教室・オンラインコース・グループプロジェクトなどで使用されています。

また、かなり高度な技術を持っているZoomですが、今回のアドオンは単なるテクノロジーな視点ではなく、学生に焦点を当てているのが特徴です。つまり、ユーザー目線の機能ということです。

アメリカの調査機関のTechValidateは、650ある教育機関のZoomユーザーを調査しました。
結果、競合製品の満足度に比べるとかなりの高評価を得ています。とはいえ、ここで終わらないのがZoomですね。このような高機能アドオンを用いて更にユーザーに優しい使いやすい機能を設けてくれます。

ちなみに日本のオンライン授業は高校生で10%、大学は50%弱で。。。まだまだですね。

※4/15一斉休校時点:LINEリサーチ調べ
高校生編:http://research-platform.line.me/archives/35015909.html
大学生編:http://research-platform.line.me/archives/35015867.html

ここまで高評価なZoomですが実際にオンライン授業で使うことに課題もあるようです。このアドオンを作ったClass EDU,InkのCEO、マイケル・チェイスン氏は『COVIDのためにオンライン授業で大変な思いをしている学生を助けるためにZoom for Classを作りました。』とコメントしています。チェイスン氏には3人の子供がいて、子供たちがまともなオンライン授業を受けらないことから構想を練り始めたとか。

そして、バーチャル教室とZoom含むWeb会議システムの課題について60%ほど機能が足りないことに気づいたそうです。

そう、学校・教育者の使いづらさといった課題を解決するために、Zoomに更なる便利機能を追加したわけです。(しかし、アメリカらしいスピード感。。。)

では、どんな機能が搭載されたのかいくつか紹介していきましょう!

Class for Zoomの機能

1.教室用に設計されたユーザ画面
Zoomのグリットビュー機能を利用していると『あれ?あの人どこいっちゃったかな?』なんてことありませんか?会議であればまだしも、先生と生徒たちの関係であれば、先生からしたら全員を一度に見渡せるほうが良いですよね。
その機能がClass for Zoomに搭載されています。
先生は左上に大きめに表示されますが、生徒がプレゼンテーションを行う場合も同様に少し大きめの画面で表示することが可能です。

2.先生用ツール

これもアドオンのオリジナル機能です。
・リアルタイムで長文レポートの作成
・ホワイトボード機能への簡単アクセス
・先生の背景にWebサイト等の画面を表示可
・☆やいいね!などの絵文字送信機能
これらの機能を利用することで、より互いのコミュニケーションを高めることができます。

3.クイズ・テスト機能

Zoom会議を出ることなく、記述式や選択式などのクイズやテストが可能です。
テストの結果はオンライン成績表に自動的に入力されます。

4.クラス管理ツール

クラスの名簿や出欠席、成績表、入退室時間等の管理ツールがあります。また、先生はクイズやテストをリアルタイムで確認、採点できます。

5.1対1のディスカッション

先生と生徒はZoomから退出することなく、個人的に1対1で会話することができます。全員に聴かれたくないときにいいですね。

6.座席表

Zoom自体はスピーカービューとギャラリービューの2通りしかありませんが、Class for Zoomは画面上で生徒を見つけるために『アルファベット順』もしくは『挙手した順に生徒を表示』するための挙手ビューが追加されています。

その他にも多くの機能が追加されたClass for Zoomdですが、現在、ベータ版の申し込みを受付しています。

ご興味ある方は下記リンクより申し込んでみてはいかがでしょうか?

更に気になる方は動画でもどうぞ!

Class for Zoomの動画はこちら(英語)

Zoom公式のドキュメントはこちら(英文)

クリックしてZoom_For_Education.pdfにアクセス

チェイスン氏の考えとして、ZoomはTwitterのようにそれ自体を深堀するというよりセールスフォースのようにアプリケーションを付加していくようなサービスを目指しているのでは、と見込んでいるようです。

オンラインコミュニケーションツールとして、これからもZoomに期待ですね!!