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【超解説!& 性能比較!】最強のコスパ!MacBook Air 2020(M1搭載)

MacBook Air(M1チップ搭載)のコスパがすごい!

こんにちは!IT業界15年以上の経験者、ヒロです!

そんな僕が今回オススメするのは今最もホットなノートPCのMac Book Airです。
ノートPCでここまで感動したのは何年ぶりでしょうか!
そのくらい素晴らしいと思われるMacBook Air(M1チップ搭載)をご紹介します。

では、早速、気になるMacBook Air(M1チップ)のスペックをみていきます。

主なスペック(抜粋)
ディスプレイ
・Retinaディスプレイ
・13.3インチLED、2,560 x 1,600
・400ニトの輝度
バッテリーと電源
・最大15時間のワイヤレスインターネット
・49.9Whリチウムポリマーバッテリー内蔵
・30W USB-C電源アダプタ
充電と拡張性
・2つのThunderbolt / USB 4ポート
メモリ
・8GB(16GB)ユニファイドメモリ
ストレージ
・256GB SSD(512GB、1TB、2TB)
キーボードとトラックパッド
・バックライトMagic Keyboard
Touch ID
・Touch ID
ワイヤレス
・802.11ax Wi-Fi 6
・IEEE 802.11a/b/g/n/ac
・Bluetooth 5.0
カメラ
・720p FaceTime HDカメラ
ビデオのサポート
・1台の外部ディスプレイで最大6K解像度、60Hz
・Thunderbolt 3デジタルビデオ出力
・USB-C経由でDisplayPort出力に標準
重量
・重量:1.29 kg

出典:Apple MacBook Air 技術仕様

ベンチマーク
ベンチマークとはCPUの速度のこと。
Geekbenchのベンチマークスコアです。シングルコアとマルチコアのベンチマーク。双方ともにIntel最上位CPU Corei9のMacBook Proを上回ってます。これは驚きの結果ですね!

シングルコア ベンチマークスコア

マルチコア ベンチマークスコア

続いて、Rosetta 2※のシングルコア ベンチマークスコアです。
※Rosetta 2とはIntelCPU→M1用に変換する機能のことです。従来のソフトウェアは、ほぼIntelCPU用に作られているので、M1用に変換する必要があります。
こちらも、それほど差が見受けられません。

出典:MacRumors

静音性・発熱
今回特筆すべきは、静音性です。特にMacBook Airはファンレスなのに筐体のアルミボディとArmの低消費電力のおかげで4K映像を2時間編集してもほんのり暖かい程度と驚異的です。

さらにWeb会議や音声収録などで気になるファンの音が発生しないので静音性をもとめるひとは、MacBook Air一択ですね!

筐体
アルミボディの筐体とデザイン性は言わずとも知れたMac製品クォリティです。

電池持ち
電池持ちも素晴らしいです!
Zoom数時間、Office(ExcelやWord)、メールを使用して約8時間程度を利用しても充電はなくならず、20%以上もったというレビューもあります。
中には一日使って7時間程度もった、というレビューもあることから、一日充電なしで利用しても7時間~8時間は持ちますね。

価格
今回すごいと思ったのはこれらのスペックに対しての価格です。一番スペックの低い104,800円でもかなりのコスパです。

CPU 8コア / GPU 7コアCPU 8コア / GPU 8コア
メモリ8GB ユニファイドメモリ8GB ユニファイドメモリ
SSD256GB512GB
価格104,800円(税別)129,800円(税別)
メモリ 16GB+20,000円+20,000円
512GB SSD+20,000円
1TB SSD+40,000円+20,000円
2TB SSD+80,000円+60,000円

その他
Macの安定性には定評があります。OSは最新版をアップデート可能。数年前のPCでもOSを無性で最新版にアップデートできます。

家電量販店Apple店員の話が興味深い

製品レビューの取材もかねて家電量販店のAppleフロアを訪問しました。そこで、動画編集が趣味のApple店員が熱く語ってくれました。

もちろん、Macの店員なので熱く語るのは当然ですが、売り込むっていうよりも実体験を元に熱く語ってくれて、うまく聞き出せばこれはやめた方がいいですよっていうことも素直に教えてくれるんですよね。

で、この店員さんは映像編集が趣味のようで、PowerのあるMAC(すごいGPU搭載)を持っているんですけど、あえてAirの最下位機種を購入して試したみたいです。

予算があって羨ましい。。。といった話はさておき、その方の感想を箇条書きにするとこんな感じ。

・4K映像編集も問題なくできる。
・そもそも、Airで物足りないと感じるような作業なら、さらに費用を
かけて編集用PCが必要。(eGpuに対応してないからと用途的に問題ではない。)
・モニターを複数接続したいのなら、端末を要検討する必要がある。
(Airは1台出力のみ)
・モバイルで外でも作業できるので作業も効率的。
・充電の持ちが半端ない(映像編集とメール、資料作成などで7時間程度持った)
・ファンレスなのでとにかく静か。
・ファンレスでも熱くならない。(2時間編集でもほんのり暖かい程度)
・タッチバーとスピーカー&マイクを必要としなければAirの方がいい。
・ProとAirの大きな差はない。もしProが欲しいのであれば、1年待って時期製品を購入した方が良い。

とかなり、ディープなポイントを語ってくれました!

つまるところ、Apple店員もMacBook Air(M1)は超絶オススメってことです!

M1チップって何?

と、製品選びだけなら以上で問題ないと思いますが、ここから先は技術的かつビジネスライクな話。興味のある方はぜひお読みください。

今年の新製品MacBook Airを語るうえで欠かせないのが、ArmアーキテクチャのM1チップです。

僕自身、そこまでMacに対してそこまで思い入れはなかったのですが、M1チップになりCPUを自社製にして、Armアーキテクチャを採用したところがとっても気になりました。
(アーキテクチャとは分かりやすくいうと設計図のこと。)

では、そんなMacBookに搭載されたM1チップとは何なのか?そして、MacBook Airは本当にコストパフォーマンスが高いのか?

そのあたりを解説していきます。

CPUのシェアってどのくらい?

ここで、CPUのシェアについて簡単におさらいしてみましょう。

そもそもCPUに欠かせない演算装置。このノートPC向けのグラフを見てください。
パソコンにインストールされているソフトウェアを動かす、PC内の頭脳なわけですが、このCPUのシェアはIntelが牛耳っているといっても過言ではありません。

出典:PassMark SoftWare

CPUのサーバ、デスクトップパソコン、ノートパソコンの全てのシェアを主にこの2社が扱っています。

特にIntelといえば「Intel入ってる」のCMで知らない人もいないくらい、CPUメーカーとしても世界TOPクラスの企業です。

Arm社ってなに?

では、Armは?といいますと、Armは主にスマートフォンで利用されているCPUの設計図を作っている企業です。
(世にいうファブレス企業ですね。)

ここで、各OSの世界シェアグラフをみてください。

出典:start counter

WindowsOSのぶっちぎり世界シェアをAndroidOSが抜きつ抜かれつしてます。このAndroidOSのほとんどのCPU、iPhoneのCPUにArmの設計図が使用されてます。

これだけ世界的に利用されているArmですが、これまであまり表立って外にでてくることはなかったですが、ここに近年有名になったのはソフトバンクのM&A劇、今回のM1チップなどで更に脚光を浴びるようになりました。

そんなArmですが、「Armのアーキテクチャ(設計図)」といった言葉が良く使われます。この意味合いをAndroidCPUで簡単に説明するとこんな感じです。

CPU設計ライセンス:Arm社設計→Quralcom社に提供

CPU製造:Quralcom社でCPUを製造して設計図の利用料(ライセンス)をArmに支払う

Armはintelのように自社でCPUを生産せず、CPUの設計図をつくってライセンス提供をすることで、そのライセンス費用を収益としてるわけなんですね。

ちょっと余談になるけど、下町ロケットを見たことありますか?
池井戸潤さん原作、阿部寛さん主演の超人気ドラマです。

ここでエンジンの部品(トランスミッション)を競うシーンがあるんですけど、そこで佃製作所と戦う相手、ギアゴーストがこれと同じ方式をとってます。

ドラマを通すとファブレス企業についてもよりイメージがわきますし、このドラマ超面白いんです!

なので、まだ見たことない方は超オススメなので是非見てください!

Amazon Prime会員なら PrimeVideoから無料で視聴できます!

Macの特徴(M1と一般的PC)

Macの作りとWindowsの作りの違い
そんな話題のM1チップをつんだMacBook Airの何がすごいのか?同じMacとWindowsでも大きな違いは作りにあります。

Windowsの作り
CPU:CPUメーカー
OS:Microsoft社
PC:機器メーカー
MAC(M1)の作り
CPU:Apple
OS:Apple
PC:Apple

これを見ていただいてもわかる通り、Appleのスマートフォンは全て自社製(厳密にはOEM)で製造・販売してますが、PCも全て自社製で製造・販売したのがM1チップを搭載したMacBook AirとMacBook Pro(M1搭載版)です。

そうなると全て自社製ですから、他社の仕様に合わせることなく全て自分たちでチューニング(調整)をして最適な状態まで持ってこれる、という点が大変大きなメリットとなるわけです。
(ちなみにAppleもファブレス企業です。)

AppleホームページM1のページってわかりづらくない?

そんなわけで、AppleのM1特集ページにかかれてることって何かすごそうだけど、専門的で分かりづらいてすよね。。。

そのあたりをわかりやすく解説していきます。

先に記載の通り、基本的なPCの構成としては別々のメーカーの部品をPCメーカーが組み上げていきます。

Appleの場合はそれを全て自社製で組み上げていくわけですが、そこで登場するのがM1チップの特筆すべき機能です。

ではAppleが伝えたい、何がすごいのか?を解説していきましょう!

まず、結論からいうと、新しいシステムを採用したことで
『従来よりも超効率化(高処理)、低消費電力化、低コスト化に成功したんだよ!』
っていってます。

これを頭の片隅に置いてもらい具体的に何が変わったのか?を解説していきます。

小さなチップ 大きな一歩

「システムを丸ごと1枚のチップに」
「システム全体でメモリを共有するユニファイドメモリ」
これの何がすごいか?もやは意味わからん、何となくすごそうですね。
従来のパソコンっていわゆるCPU、I/O(読み書き)、メモリ、GPUなどが別々の場所にあったわけ。

それを、一つのパッケージ(場所)に統合したことにより効率をあげた。というのがこれ。

上がイメージ画像で、下がCPU、GPU、メモリなどの構成が分かる構成図です。

実際の画像:出典 Apple ホームページより

構成図:出典 Appleホームページより

こうして二つの画像を照らし合わせると、それぞれが1枚のチップに収まっているわけ。これがM1チップの構成。

更にはAI技術 “Neural Engine”によってパフォーマンスをアップさせてるってことです。

これはスマートフォン(Neural EngineはAppleのみ)に活用されている技術ですが、スマートフォンに絶大な実績をもつArmがいてこそ実現した製品といえます。

MacでもOfficeは使えるの?課題はないの?

Windowsを使っている方はOfficeは利用できるのかなぁ。といった不安もあるかと思われます。

しかし、近年Mac版OfficeアプリをMacで利用したほうが使いやすい、といった声もあがっているほど互換性は高まっています。
また、MicrosoftはOffice365、Microsoft365といったCloud分野に力を入れていることもあり、Cloud上で利用すればより相互利用も高まってきます。

そう、デバイス間(端末間)でソフトウェアを使うといったハードルもどんどん下がってきているので、WindowsとMac間でOfficeを利用することも、そこまで問題ないですね。

課題は?

ここまで素晴らしいMac Book(M1)ですが、課題がないわけでもありません。

①WindowsユーザがMacに移行する場合
先にお伝えの通り、PC OSで世界シェアNoを誇るWindowsユーザの方がMacに移行さたいと検討されていることもあるかも知れせん。

その場合、キーボードショートカットやMacはマウスもシングルクリックなど、Windowsパソコンを使用していたひとは操作に慣れる必要はあります。

ただ、今までWindowsを利用していた元SEがMacを使い始めたら、もうWindowsに戻れないといった声も聴きます。操作性自体はMacの方が良いと聞きますので、この点は慣れなのかなと。

②新チップを搭載してるがゆえにバグなどが潜んでいる可能性もある
今のところ、多くのレビューサイトや利用者の話を聞く限り、通常利用で大きな問題は発生してませんが、気になる&待てるなら初期ロットがはけてから購入するのもありですね!

③Armでは動かないアプリもある
多くのソフトウェアはIntel上で開発されていますので、M1では動かないアプリもあります。
例えば、MacOS上でWindowsOSを動かせるブートキャンプが使えないなどありますので、Windowsアプリをガッツリ使いたい方は要検討です。

※特に、プログラミング開発を目的とされる方は要検討してください。

④intel版 MacBook Pro
MacBookProはM1チップ版とintelチップ版が発売されてます。
パフォーマンスや消費電力ともにM1チップ版の方が高いため、Proを購入の際は気をつけましょう。
Proユーザーの間ではintel→Armに移行期のため、今年の購入は控えて、来年にまわすユーザーもいます。

新しい技術ゆえに、多少の課題もありますが普段使いにおいては、これらの課題を考慮してもここまでのコスパですから選択の余地は十二分にあるといえます。

さいごに(まとめ)

新しい技術のM1チップですが、そこは今回のMacBook Airのコスパは素晴らしいです。

高級品なイメージのMacなためWindowsを購入されていた方もM1搭載のMacが登場したことで、WindowsユーザからMacユーザに流れる個人や企業も増えて来るのではないでしょうか。

企業の場合、多くはリース品を使用していますが、とある外資系企業では全員Macを使用していますが、会社に費用を申請して自分でMacを購入し壊れたら買い換えるそうです。
数年前に購入したMacBook Proが安定稼働していて壊れないのでAir(M1)が欲しいのに買い替えられなくて悩んでいるとか。(ぜいたくな悩みですね(笑))

では、まとめます。

まとめ

・MacBook Air(M1チップ搭載)のMacはコスパ最強
・普段使い~4K映像編集までこなせる
・ファンレスなのでとにかく静か
・ファンレスでも低電力なので発熱も少ない
・バッテリー持ちも1日7時間~8時間程度(実績値)と驚異的
・ProとAirの大きな差はない。もしProが欲しいのであれば、1年待って次期製品を購入した方が良い。
(特にIntel版はM1よりスペックが低いので気を付けましょう)

いかがでしたでしょうか?

MacBook Air(M1)はいかがですか?あなたの選択肢の一つになったのなら幸いです!

では、素晴らしきITライフを!

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