5つのWeb会議システム
Web会議の本場、アメリカで人気のWeb会議システムは?
2019年、そのころの会議といえば対面で会うことがほとんどで、たまーに社内で許されているWeb会議システムを利用する程度でした。
当時利用しているWeb会議システムといえばCISCO社のWeb EX(Web会議システム)。これがまた、使いにくいのなんの・・・ ソフトは重たいし、しょっちゅう固まるし。
なので、会議といえば対面の打ち合わせがほとんど。
そもそも、日本のひざつきあわせて対面で会話を重んじる文化、移動距離もたいしたことない。
営業側もお客と直接会った方が肌感もわかっていいよねっていこともあったりする。
一方、アメリカはWeb会議が盛んなんだよね。なんてったって国土面積が違う。日本の約25倍もあるんです。。。
移動に時間も手間もかかる。そう考えるとWeb会議が広まるのも必然。
なので、国土も大きくIT大国のアメリカでは様々なWeb会議システムがつくられたわけ。
そんな中、アメリカで多く利用されているWeb会議システムは以下の通り
Zoom
MicroSoft Teams
Google Meet
Skype
Cisco Webex(他にもたくさんあります。)
厳密にいうと、Zoom・Webex以外はチャット機能もあるので、純粋な比較というわけではないけど、いずれもWeb会議の機能をもってます。
これらの仕組みの中でもっとも使いやすいのがZoom。低消費電力、使い勝手ともにピカイチですね!Web会議としてだけ利用するのであればZoomがあれば十分です。
次いでTeams。Web会議システムとしてだけでなくチャットや予定管理など、私たちが日常的に利用しているマイクロソフト製品との親和性はバツグンです。
同じ会社の製品なので、当たり前といえば、当たり前ですね。
ちなみに、Skypeは今後、Teamsに吸収されるとの話がありますので、コミュニケーションツールとしてどれだけTeamsに力を入れているのかがうかがえます。
そして、GoogleだとMeetですね。GmailやChat、Googleカレンダーなど個人でも使い慣れたシステムを横串で利用できるのが特徴です。
最後にCisco Webex。個人的におすすめしない製品です。重たくて繋がりづらい印象が拭えません。ZoomのCEOエリック・ユアン氏は元Ciscoの技術担当副社長でしたが、当時のWebexの使いづらさを上司に提示しても受け入れてもらえず、退社してZoomを作ったほど。
もしかしたら、改善されているのかも知れませんが、ちょっと使う気にならないかもです。。。
法人利用ならZoomかTeamsか、またはGoogleか?
さて、2大巨塔として使われているWeb会議システムはZoomとTeamsです。
Zoomはコロナ禍において、その使いやすさから一躍有名となりました。多くの企業や政府等で急激に利用され始めたZoomですが、2011年に設立したばかりのベンチャー企業。開発が追いつかず、セキュリティ周りで失策してしまいます。
そこで、追い上げてきたのが巨人マイクロソフトです。
マイクロソフトのスゴイところは、なんといっても開発力とスピードです。Cloud製品(SaaS)としては遅れをとっていましたが、圧倒的なパワーで数々の製品に追いつきます。
※SaaS(サーズ)とはソフトウェアをインターネット越しに利用できるサービスのこと
◯Teamsのポイント
・Web会議システム→Zoom
・コミュニケーションハブ→Slack(※SlackはSales Forceに買収されました)
・Microsoft365(マイクロソフト製品)との親和性
もともと企業利用が多かったマイクロソフト製品ですが、クラウドに力を入れることでさらに企業間で使われるようになります。
Microsoft365の競合製品としてGoogleも使われていますが、最近、マイクロソフトのMicrosoft365に移行するユーザーも増えてきているとのこと。
理由は以下に挙げられます。
・マイクロソフトは国内のデータセンターを利用できる。
(裁判の時は日本の法律が適用される)
・日常利用しているOffice製品との親和性が高い
・パソコンやIDを管理するAD(ActiveDirectory)を利用している企業が多い
※ADとはマイクロソフトが提供している、パソコンをまとめて管理する仕組みのこと
これらの理由からマイクロソフト製品に乗り換える企業も多く特に中〜大規模の企業はOffice365を利用するケースが多いようです。
そのため、私も以前だと多くはZoom、たまーにMeetで会議しませんか?と言われていたのが、Teamsで会議をしませんか?といった企業が増えてきているように感じます。
今は、ZoomとTeams、半々といった感じですね。
これからクラウド製品でGoogle Workspaceかマイクロソフト Office365かどちらかで迷っている方はマイクロソフトの方が優位性がありそうな感じがします。
なぜ法人はTeamsなのか?
Zoomの使いやすさ、軽さ、これはご承知の通りですね。
でも、ZoomはあくまでWeb会議システム。TeamsやGoogle Chatのようにグループウェアの1部品としての機能はありません。だからこそ、軽くて使いやすいと言うのはありますけど。
※グループウェアとは社内やチームなど、組織の情報を共有するためのソフト
ただ、やはりスケジュール、会議予約、メールやチャットなどそれらが横串で利用できた方が便利ですよね。
となると、グループウェアの機能が欲しくなるわけで。
そこで、Cloudを利用することが前提のグループウェアを選ぶとしたらマイクロソフトのOffice365かGoogleのGoogleWorkspaceのいずれかでしょう。
シンプルで軽い感じのGoogleChatと比較するとTeamsは高機能で少し重たい感じもします。
でも、一度Teamsを利用するとその使いやすさに、さすがだな!っていう感は見受けられます。
一部の機能をご紹介します。
1.Office365製品と連携する機能
何よりもまずはこれ。単なるChatやWeb会議のみならず、SharePointを使用したり、OneDrive、カレンダー機能など、とにかく多数あるマイクロソフトソフトウェアとの連動がピカイチです。
2.Team機能
特定のユーザーをTeamとして招待してプロジェクトを管理するとこができます。元はSlackといわれる、開発者に人気のコミュニケーションツールで利用されていた機能でしたが、Teamsもその機能を搭載しています。
この点はGoogle Chatと大きく違う点ですね。
3.翻訳機能
チャットをリアルタイム翻訳をすることができます。これも海外などとやりとりをするときはとても有用ですね。
4.外部アクセス機能
外部の会社やメンバーなどとアクセスする機能があります。もちろん、セキュリティを強化させるために、特定のユーザーのみ利用する機能があります。
5.他社のCloudシステムと連携
他社のクラウドシステムと連携することも可能です。マイクロソフトの製品だと物足りないので、システム連携させたい!なんて時にとても便利ですね。
その他、たくさんの機能があるので、ぜひ利用してみてください。
まとめ
それではまとめです。
世にWeb会議として利用できるツールはたくさんあります。
ただ、多くは下記に集約されているのが実情です。
Zoom
Teams
Skype
Google Chat
その他
主にWeb会議主体でいくならZoom。グループウェアの1機能としてのコミュニケーションツールとして活用するなら
マイクロソフトのOffice365
GoogleのGoogleWorkspace
マイクロソフトはCloudに非常に力を入れているため、Office365の進化はめざましく、国内のデータセンターを利用でき、Office製品との親和性やActice Directoryなどの管理システムとの親和性も高いことからOffice365への移行者・ユーザーが増えている。
以上のことから、企業利用であればOffice365を推奨します。
ちなみに、私はOffice365 solo(個人向け)も利用していますが、とっても便利ですよ。
ではでは、よきITライフを!!