チーム向けコミュニケーションハブとは
チーム向けコミュニケーションハブとはTeamsやSlackなどに代表されるチームをベースにしたコミュニケーションツールです。
・タスク管理
・チャット機能(社内、社外)
・メール連携
・音声、ビデオ通話機能
・共有機能
これらの機能がセットになったツールです。
元祖ビジネスコラボレーションハブと銘打って2013年頃からスタートしたのがSlackになります。他にもChatWorkといわれる日本発のツールもありますけど、Slackの方が知名度は高い印象です。
そこをMicrosoftが猛追している流れですね。MicrosoftがTeamsをリリースしたのが、2017年。海外ではSlackの独占上でしたけど、2019年にはTeamsのアクティブユーザ(1日)が2000万人を突破してユーザー数はご確認なりました。
コミュニケーションツールの進化
もともと、コミュニケーションツールの主流といえば、メールが代表的でした。
でも、Lineなどによるチャットツールが流行するようになってからは、メール自体使われるものの、そのツールの使いやすさから移行してきたのは、誰しも思い当たるのではないでしょうか。
ただ、企業で利用するにはLineよりも、MicrosoftでしたらSkype、Googleだったらハングアウトなどのツールを利用されていたんですけどね。
まぁ、一部の企業で利用されているとしても、依然としてメールが主流文化にかわりなかいわけです。そこでSlackが登場します。
Slackは人とアプリケーションとデータを結びつける、という概念から特に社内におけるメールの課題に着目しました。
・個人型のメールだと情報が届きづらい(手間がかかる)
・各々の役割ごとに整理しづらい
メールだとどうしても情報が分断されていて、また、それぞれの組織ごとに役割もことなるので、コミュニケーションとして効率が悪いというわけです。
まぁ、メールの振分機能とかありますけど、メール一つ一つにそれを振り分けるのも手間なわけでどっちに振り分けたらよいか迷う内容で送られてくることありませんか?
ということで、Slackはそうした課題を
・メール→チャットにする
・受信トレイ→チャンネル(各役割ごと整理する)
例えば、プロジェクト、チーム、場所などに整理
という整理の仕方をしてチャットのようにリアルタイムに会話する形式にして前もってチーム化しておくことで、より組織型にして円滑にコミュニケーションしやすく、まさにコラボレーションハブにしたわけです。
この考え方は最初、ソフトウェア開発者たちから流行していきました。そして、そこからどんどん拡大していまに至るわけですね。
そして、この考え方に着目したのがMicrosoftです。企業向けソフトウェアのシェアNo1は伊達じゃありません。
Office製品を展開しているMicrosoftはTeamsの開発を急ぎます。で、Office365にTeamsを投入することでシェアをのばしていきます。
TeamsはMicrosoft製品とも親和性がよく外部システムとの連携を増やしていき管理者向け機能も充実させてきたってことで、どうせOffice使っているならTeams込みのOffice365にした方がお得感もあったわけで、急激にシェアが伸びました。
Zoomはコラボレーションハブ?
では、最近はやりのZoomはどうでしょうか?TeamsとZoomを比較する記事もありますが、ZoomはあくまでWeb会議システムであり、コラボレーションハブではありません。
ただ、Zoomのユーザ数は2020年4月で3億人を突破したといわれています。(無償ユーザ含む)
残念なことにZoomはセキュリティ問題から、現在はセキュリティ開発に専念しています。
そのセキュリティ開発に拍車をかけるべくアメリカベンチャー企業の「キーベース社」を買収しました。(Zoomにとって初M&A)
エンド・ツー・エンドの暗号化チャットサービスを手掛けた同社を買収することでセキュリティ対策を加速させてひと段落したところで新機能を搭載するでしょう。そこに、SlackやTeamsのコミュニケーションハブ機能を搭載するか?今後の動向が楽しみです。
チーム向けコミュニケーションハブを導入するべきか
わたしは、企業内でIT導入企画によく携わりますが、間違いなくチーム向けコミュニケーションハブは導入すべきです。
かなり前からSlackに興味があり、説得するも全社的に導入するとなると、なかなかハードルは高かったのですがOffice365ならいけるんじゃないかと検証をつづけています。
それにOffice365であれば、コスト的にもSlack単体より導入メリットは高いかと考えます。双方ともに無料プランもあるので試してみてもよいですね。
アプリ | 月額費用 | 無料版 |
MicroSoft Teams | 月額費用540円~(Office365含む) | あり |
Slack | 月額費用850円~ | あり |
エンジニア界隈ではSlackが浸透してますので、エンジニア同士のコミュニケーションツールであれば→Slack
すでにOffice365を導入している企業であればTeamsという選択肢になるかと思います。
となるとOffice製品を使用している企業からするとTeamsの巻き返しは避けられなく、メールに代わるビジネスコミュニケーションツールになる日もそう遠くないかもしれませんね。
メールソフトが違ってもメールが送れるようにTeamsとSlackがハブを介して連携する、なんていうこともあり得るかもしれません。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか?チーム向けコミュニケーションハブについてまとめます!
チーム向けコミュニケーションハブとはTeamsやSlackなどに代表されるチームをベースにしたコミュニケーションツールです。
・タスク管理
・チャット機能(社内、社外)
・メール連携
・音声、ビデオ通話機能
・共有機能
これらの機能がセットになったツールです。
メールだと以下の課題があり情報が分断されて効率が悪い。
・個人型のメールだと情報が届きづらい(手間がかかる)
・各々の役割ごとに整理しづらい
ということで、Slackはそうした課題を
・メール→チャットにする
・受信トレイ→チャンネル(各役割ごと整理する)
例えば、プロジェクト、チーム、場所などに整理
という整理をして組織型にして円滑にコミュニケーションしやすくハブにしました。
Zoomは現時点でコラボレーションハブではなくWeb会議システム。しかし、今後の動向によりハブツールとなり得る可能性あり。
コラボレーションハブは導入すべき。
・エンジニア向けならSlack
・Office365導入企業ならTeamsの方がコストメリットあり
今後はOffice365が巻き返す可能性ありかと思われます。
あなたの会社がより良いコミュニケーションをもって発展していくことを願って!!
おわり