
一升買っちゃいました!
2018年も残すところあとわずか!今日はどうお過ごしですか?私は、『味のマチダヤ』さんで日本酒(地酒)を買っちゃいました!
マチダヤさんは正直に外れが少ない、絶品のお酒ばかり置いている全国でも有名な酒屋さんで、年末はいつも人であふれかえっています。私はだいたい月1回以上は日本酒を飲むようにしていて、日本酒を買うときはいつもマチダヤさんで4合瓶(720ml)やワンカップ(もちろん地酒!)を購入します。
で、今回は年末ということもあって一升を購入しました!それが、これです!

その名も 上喜元 無濾過生原酒 超辛口『こぶし』
※『こぶし』の無濾過生原酒はマチダヤさんオリジナルです!
これは大当たり、超美味ししい!!辛口でスッキリな味わいの中に純米酒の深みのある味にあわせて、無濾過生原酒のため、香りもフルーティーです。加えて、開栓したての最初の一口は微炭酸系のピリッとした口当たりもGOOD!
本当においしいんですけど、でも、これを見ているあたなは、『そんな風に感想語られてもよう分からん!!』と思われているかもしれません。そもそも、純米酒ってなに?本醸造って??無濾過生原酒???
そんなアナタのために、″あなた好みの美味しいお酒が見つかる日本酒(地酒)の選び方”をご紹介します!
日本酒選びと種別の理解
先ず、迷った時は結論から申し上げますと
純米系 無濾過生原酒!
です。これで試してみてはと。私はその時々で色々な種類の日本酒を飲みたいので、年末くらいしか一升瓶を購入することはありません。一升瓶となると失敗したくないので、純米系 無濾過生原酒を購入します。かれこれ、数種類購入していますが、どれも香りが高くフレッシュなのに旨味が深い感じが、より一層美味しさを感じさせ満足しています!
とはいえ、日本酒には多くの種別があります。あなたの好みのお酒が他にあるかも知れません。どの種別があなたの好みに当てはまるか?数ある種別の中から絞込んでいきつつ日本酒(地酒)を購入するときの参考もらいたなと!
特定名称酒と貯蔵方法
特定名称酒と貯蔵方法、この2点さえおさえておけば大丈夫!その中からよりご自身にいあったお酒を選んでもらえたらと。
特定名称酒の種別
特定名称酒の種別、先ずはここから。よく大吟醸、純米酒、本醸造などがそれにあたります。これは酒税法において原料・製造方法の違いによって分別されます。
以下の表をご参照ください。

さて、色々と書かれていますが、以下をおさえておけばオッケー。
Point1:純米系
味が濃い、味わい深い。主に冷酒などで飲むとGOOD! ※もちろん熱燗で飲んでも良いのですが本醸造より高価なものが多いので、熱燗にするには風味が飛んでもったいなかと。
Point2:本醸造系
淡麗、熱燗で飲むとよい。
Point3:純米(本醸造)→吟醸→大吟醸
純米(本醸造)→吟醸→大吟醸にかけてお米が削られていきます。削られれば削られるほど水に近くなり、品と香りが増します。大吟醸が高級なのは米がたくさん削られるので、より多くのお米が必要なるからですね。
さて、ここからは私が日本酒(地酒)を選定するポイントです。
①純米酒か本醸造か?
私はラベルを確認し『醸造アルコール』が入っていないお酒、つまり純米酒を選びます。※お酒によってはラベルに本醸造と記載されていないものもあるので、必ず確認します。
②純米酒~大吟醸のどれを選ぶか?
これは、どれでもOKです(笑)大吟醸に近づくほど値段はあがりますが、重みというか深み(お酒っぽさ)が欲しいときは純米酒の方がよいですね。迷った時は、純米吟醸を選ぶと香りと深みの、値段のバランスが良いかなと。
醸造アルコールとは
甲類焼酎の様なもので、添加用のお酒です。これを添加することで色付けをしたり風味付けをしたりします。
醸造アルコールが入っていると、酸味とアルコール臭がして、私はどうもその口当たりが安っぽい感じがして苦手なんです。。。本醸造でも超辛口を熱燗でのむと美味しいので飲み方によって分けてもいいかもしれないですね!
もちろん、今回購入した『こぶし』も米・米麹のみの純米酒です!

貯蔵方法
続きまして貯蔵方法、絞り方。
名称 | 内容 |
あらばしり | 日本酒を絞る際に一番最初に出てくる部分を詰めたもの。フレッシュな香りが特徴。新酒の時期に出回る。 |
中取り | 日本酒を絞る際に、「あらばしり」の次に出てくる部分を詰めたもの。こちらも新酒の時期に出回る。 |
雫酒(袋吊り) | 絞り方の方法のひとつ。酒袋を吊るして、自然の重みで滴るお酒を、一滴ずつ集めたお酒。とっても高級だが、やっぱり美味しい。「純米大吟醸酒の雫酒」は、一度は飲んでみて欲しい。 |
原酒 | 絞ったお酒を加水せず瓶詰めしたもの。度数は18~20度になる。ロックで飲んだり、凍らせて呑むと美味しい。 |
無濾過 | 脱色や香味の調整を目的とする「ろ過」をしないお酒。「無濾過 生 原酒」として販売され、絞ったそのままの味わいを楽しめる。味に複雑性があって、とっても美味。 |
おりがらみ | 絞ったばかりの日本酒は白く濁っていて、その濁りを「オリ」と言い、通常はオリが沈殿(オリ引き)してからろ過作業に入る。おりがらみはオリが沈む前に瓶詰めしたもの。コクを感じるタイプが多い。 |
速醸(そくじょう)仕込み | 生もと仕込みに対するもので、製造過程の酒母造りにおいて「乳酸」を添加する方法。いま流通している日本酒のほとんどが、この速醸仕込み。 |
生酛(きもと)仕込み | 酒母造りにおいて、壁や柱に住み着いている「乳酸菌」を利用して醸すお酒。ヨーグルトのような香りと酸味がある。生もとをやっている酒蔵は本当に少ない。 |
山廃仕込み | 生もと仕込みと同様に乳酸菌を利用するが、山卸し(やまおろし)という作業を省いたもの。濃醇な日本酒が多い。 |
新酒・しぼりたて | 出来上がったばかりの日本酒。フレッシュで爽やかな香味。 |
生酒 | 2回行う火入れ(加熱処理)を行わない日本酒。味が変わりやすいが、とっても美味しい。常温保存はできない。 |
生貯蔵酒 | 生酒のままタンクに貯蔵して、出荷前に一度だけ火入れを行うお酒。春から夏にかけて出回る。 |
生詰め酒 | タンク貯蔵前に一度だけ火入れをして、そのまま熟成させてもの。 |
にごり酒 | 白く濁ったお酒の総称。目の粗い布で絞ったものが多い。 |
ひやおろし | 春から夏にかけて熟成し、秋に出荷される生詰め酒。一年で最も美味しい。 |
出典:おさけと より
と、こんだけあると訳わかんないですよね(笑)そこで、私なりにこのリストの中から選定してみました。
・あらばしり
・中取り
・無濾過(生原酒)
・ひやおろし
※今回ご紹介の『こぶし』の様にどれもラベルに貼られているケースが多いです。
これらの種別は、新酒らしいフレッシュな香りや、味の深みを味わえます!
その他
日本酒は生き物です。ワインの様なものでして、温度管理をしているお店であればなおGOOD!
温度管理されてなさそうであれば、冷蔵庫に入っているものを選んでも良いですね。
また、瓶詰されてから時間が経過すれば風味も損なわれるので、あまり回転してなさそう(売れてなさそうなお店)で購入するのもどうかなと。
まとめ
では、今までお伝えした内容をまとめますね!
①純米酒を選ぶ
ラベルを確認して醸造アルコールが含まれていないものを選ぶ
②純米酒→吟醸→大吟醸どれにする?
・深みとお酒っぽさが欲しければ純米酒
・深み、香り、値段平均的路線が欲しければ吟醸
・香り高く水に近い高貴な品質が欲しければ大吟醸
③貯蔵方法、絞り方
あらばしり、中取り、無濾過(生原酒)、ひやおろし などラベルを確認して
④お店の保管状況
できれば温度管理をしているお店が良い。難しければ、冷蔵庫に入っているお酒、直射日光などや高温で保管されているお店が避ける
このあたりのポイントをつかんでおけばよろしいかと!
終わりに
いかがでしたか?
日本酒(地酒)は日本が誇る最高の食文化のひとつです。通常のワインを720ml 3,000円程度で購入するなら同じ金額で高級酒の純米大吟醸が購入できます。もちろん、ワインが飲みたい!という時もあるので一概にはいえませが、香り・品質・コスパを考えたとき、一度立ち止まてってどちらにするか検討しても良いのではないでしょうか。
そして、最後に今回購入した『こぶし』と家タコのコラボ。美味しい食材と日本酒(地酒)超幸せでした(笑)

2019年、あなたがステキな日本酒(地酒)に出会えることを願っています!!
それじゃ!(12月31日ギリギリ年内公開に間にあった(笑))