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【ITの歴史 その②】データから読み解く

【ITの歴史 その①】産業革命でお伝えした『第4次産業革命』ですが、何がそんなにすごいのか、それはデータをあつかえる規模とその流通速度です。皆さん、ここ数十年でデータがどのくらいスムーズにあつかえる様になったかご存知でしょうか?身近なものから、読み解いてみます。

 

データから読み解く

さて、データって何でしょう。

・パソコンのデスクトップにおいてある、ExcelやWordの文書

・皆さんがメールを作成するその文章

・インターネットで検索をした履歴

・あなたが購入した買い物履歴

etc……

人や生き物、すべての行動や知識、心のありかたなどつまり発生した事象における全ての履歴、またはそれによって導き出された解がデータではないかと考えます。と、小難しいことはさておき、もう少し簡単にイメージができるような例をもって説明していきます。

 

私が幼い頃の記憶でコンピューターといいますと、ファミコン(ファミリーコンピュータ)です。今から35年前の1983年(昭和58年)の7月15日に発売されました。

当時、小学生の私は母親とともにファミコンを買いにいった事を覚えております。ファミコンを買ってもらう前は、お金持ちの友人が PC98 なるNECの名機を持っていましたので、まるでスネ夫の家にいくのび太の様にそのお宅にお邪魔してゲームをさせてもらったものです。

でも、ファミコンをゲットすることでその家にいく事なく自宅でゲームをする事ができました。ファミコンってすごいですよね、僕は日本のゲーム・アニメ文化を後押ししていきたい気持ちでいっぱいです。これから先はいかに想像力を駆使して創造していくか、ということがキーになると感じています。日本人の想像力をもっと世界に広めていくべきではないかな、と思う今日このごろです。

と、脱線してしまいました。。。もとに戻しまして、ファミコンが発売してからコンピュータの進化とともに、今ではPlayStation 4まで進化しております。

 

1983年:ファミコン発売

2013年:PlayStation 4 発売

 

ファミコン発売より 30年 経過ののち、PlayStation4が発売されています。この間どれだけのデータが扱えるようになっか、ここが重要な点です。

 

ファミコンのベストセラーのスーパーマリオブラザーズですが、あのカセットの使用容量はどの程度がご存知すか?

なんとたったの40KBです。今、40KB程度で扱う資料といえば、テキスト程度です。1MB以上の資料などざらにありますね。では、30年後に発売された人気ソフトBloodborne(プレイステーション4のソフト)はどの程度あるかご存知でしょうか? 答えは27.2GBです。つまり、ゲームソフトのデータ量だけでもここ30年で713,031倍つまり70万倍以上の容量まで扱える様になっています。

 

1985年:スーパーマリオブラザーズ(40KB)

2015年:Bloodborne(27.2GB)

 

どうりでグラフィックが綺麗なわけですね。こうしてデータ容量が増えるだけで、こんなにも綺麗な映像、音声、複雑な機能などをあつかうことが出来るようになる訳です。さて、お分かりいただけましたでしょうか。大容量のデータが扱えることってすごいことなんです。で、これって、何がすごいのか?それは、これからご紹介するITの歴史をご覧になっていただく事で少しでも実感していただけたらなぁと思います。

ちなみに、PS4のソフトを制作している某日本のゲーム会社の音響設備は世界最高峰の設備を導入し、制作設備も光ファイバーを利用した高価な設備を利用している様です。日本はゲーム先進国として頑張ってもらいたいものです!