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ahamo(アハモ)とはどんなサービスか?
IT業界、15年以上の経験者。ヒロです!
先日ドコモが発表した新料金プランahamo(アハモ)に驚かされました。
ahamoとはどんなサービス&料金プランか?早速みていきましょう!
月額料金:2,980円(税抜)
データ容量:20GB
・国内通話:1回あたり5分以内無料
・4G・5G対応
・海外82の国、地域で使用可
・2年契約縛り、解約金なし
これは、やばいですね。。。かなり責めてます。ドコモが本気を出してきた感じですね。
いままで安い料金プランもありましたが、光回線をセットにしたり、家族で契約するなどのセット割引のプランばかりでした。
なので、シンプルにこの金額で出してきたのは驚きでした。
他社は変更料・手数料が最大11,500円発生しますが、ドコモは発生せずにプランを変更することができます。
なので、かなりお得です!!
ナゼ低価格にできたのか?
大きくは以下の理由があげられます。
・キャリアメールは利用できない(docomo.ne.jp)
・ファミリー割引などの割引は適用不可。
ショップの運営費を削減する、昨今、LINEやそもそもAndroid利用の場合はgmailを開設する必要性がありますよね。キャリアメールも利用不可にしてコストを削減してます。
料金体系変更の背景
これらの背景には、総務省の要請による政策が影響してます。
大手キャリアの料金プランは諸外国と比較しても高額で問題視されてました。
また、コロナ禍において通信料が国民の家計を圧迫していることなどの問題もあり、公共の電波を利用する移動体通信事業への公共性についてうったえていました。
国内の流れはこんな感じです。
9月17日 武田 新総務大臣 総務省記者会見
「国民の目線で見た時に、安く、わかりやすい、そして、非常に利便性が高まっている、納得感が出てくるような料金体系を実現することが、今1番求められていることであると思います。」
このように、各社に訴えかけていました。
10月28日
そうした大臣の話をうけ、au ソフトバンクから以下のプランを発表。
ソフトバンク:Ymobile 容量20GB 4,480円
11月27日 武田総務大臣 記者会見
この発表に総務省の武田大臣は、20GBプランの提示に関しては評価しつつも、見せかけの割安感や囲い込み戦略が問題である、との見解を示します。
その理由は以下です。
最大、15,500円の手数料が発生
サブブランド→メインブランドへの移行
手数料0円&月額割引(最大)35,000円の特典が発生
そう、メインブランドへの囲い込み戦略が問題視されたわけです。
12月3日
そこで、ドコモはこれらの指摘をうけて総務省に怒られないように急遽方向転換をした、それが今回の料金体系を発表した事が想定されます。
ともあれ、各キャリアはユーザー流出防止のため価格競争が始まることは必須です。これからが楽しみです。
ahamo(アハモ)のデメリット、これではまるでサブブランド?
11月27日に行われた武田大臣の会見は、かなり国民目線な会見でした。これを踏まえ当初はサブブランドを検討していたドコモも急遽、方向転換したように見受けられます。
そんなahamoにデメリットはあるのか?
良い事づくしのように見えるahamoですが、良いことばかりでもありません。
メインブランドとして発表されたahamoですが、ドコモの本契約とまとめることができません
そのため、これらの制限が発生します。
・ファミリー割引は適用されない
・キャリアメール(@docomo.ne.jp)が使えない
・ドコモ利用者でも専用のサイトでMNP転出手続きが必要(料金不要)
・ahamo専用契約となり、本契約とまとめられない
・端末はahamoの料金体系にあった機種が用意される
これでは、サブブランドとたいして変わりないのではないか?と感じてしまう人も多いのではないのでしょうか。
とはいえ、auやソフトバンクは大手キャリアからサブブランドに移行する際の手数料が発生します。
それを、手数料なしで手続きできるのは嬉しいですね。
ドコモの動きをみて、auもソフトバンクも手数料などが無くなり、垣根もなくなってくるでしょうね。
20GBってどうなの?あなたの利用プランを見直しましょう!
では20GBで月額何ができるの?と気になる方もいらっしゃいますよね。
こんな感じです。
約30時間(480P)
Zoomなどのリモート会議
約20時間程度
実は総務省調べでは、実際、20GB以上を利用している方は全体の11.3%程度なんです。
で、実際の利用通信料最多は2GB未満/月 49.5%程度。
全体における半分の人が実際利用している通信容量は2GB未満なんです。
なので、そもそものプランを見直しましょう。ということも大切ですね。
ご自身のプランがそもそもどの程度利用されているのかを調べてみましょう!
気になる?5Gサービスのエリアは?
CMでも5Gサービスについての宣伝が見受けられますが、実際の5Gサービスの普及範囲は気になるところです。
2021年3月ahamoサービス開始時のドコモ5G予定エリアです。赤い部分が対応エリアです。
(詳細はドコモサービスエリアマップをご参照ください。)
①東京23区

②多摩地区

③他参考地区(関西・四国・中国)

全国、23区以外はほぼ同じくらいのエリア分布です。まだまだ基地局の設置に時間はかかりますが、今回のahamo料金プランのおかげでメインブランドに移行するユーザも増え5Gの対応が加速することも十分に考えられます!
ドコモが本気を見せた新プランahamo!これからが楽しみですね!!
では、良きITライフを!!
5Gって何?を知りたい方は↓のページもご参照ください!
