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【実体験】自宅の光回線が遅い?を劇的に改善したポイントまとめ

光回線なのに速度が遅い!

光回線なのに速度が遅い!何ていう方の話を聞くとわかるー!って感じです。だってかくいうボクも光回線なのに何でこんなに遅いのかな。。。と悩んでいました。
しかし、いくつか検討した結果、回線速度は劇的に速くなりましたのでその内容をお伝えすることでご参考になればと思い書いてみました。

今回ご紹介するのは、一般的な「光回線が遅い時の対処法●●選」みたいな内容じゃなくて仕組みからポイントをついた形で納得のいく内容でお伝えします。

我が家の光回線は↓です。

・ビッグ光(IIJ mio)最大1Gbps
・有線LAN(実測速度:150Mbps)
・無線LAN(実測速度:50Mbps)
※調子の良い時です。

ここで気をつけなきゃいけないのが、1GBps(1,000Mbps)とうたわれている記述をうのみにしないことです。これってベストエフォートって言われています。今どきは1Gbsが主流かも知れないですので1Gbpsの光回線で良いです。10GBps(10,000Mbps)ベストエフォートっていわれる回線もあるけど、そんな速度を出すにはそれなりの機種が必要なので一般家庭で使用する方は必要ないですね。

光回線の引き込みには2タイプあります。

・占有タイプ(一戸建て)
これは一戸建ての人なんかが対象。回線を自宅に直接引き込むタイプなので回線をある程度占有できます。

・共用タイプ(マンション)
これはマンション住まいの人なんかが対象。回線をマンションに引き込んで共有します。なので、マンションタイプの方が安いけど、その分速度に影響するってわけなんです。

それに、インターネット回線は基地局というところから網目状に電線をつたって各家庭に引き込まれます。つまり、自宅周辺の基地局の使用状況によっても混雑が発生して速度が遅くなります。

光回線で欲しい速度は?

では、そもそも速度ってどのくらいあればいいの?って思いますよね。ちょっと目安をお伝えしますね。光回線だったらどのくらいあるとよいの?った感じです。

①5Mbps以下
マジおっそっ!!これは光にしている意味が無いんじゃなかろうか?といったレベルです。なんならモバイルルータに変えちゃってもいいんじゃ無いかな?って思うレベルです。原因としてご自宅の環境に問題があるか、インターネットプロバイダに問題があるかのどちらかじゃ無いかと思います。(ちなみに、自宅の環境を変える前の私がこれです。)

②5Mbps〜15Mbps
うーん、無線で回線が混んでいる時はこんな感じなのかなぁ。まぁ、これだけ速度が出ていれば動画視聴やZoom会議なんかは大丈夫な感じ。(5Mbpsくらいだとちょいキツかな?)速度がでない原因としては、以下が考えられますね。
・共用タイプの土日、昼とか夕方とか。マンションの人たちやが一斉にインターネットを使いそうな時間。
・基地局周辺の光回線をつないでいる人たちが一斉に使用する時間。最近ですとテレワークなんてまさに影響してますね。
・自宅のWi-Fi環境で、複数人が動画などを閲覧しているケース。

③15Mbps〜25Mbps以上
これだけあれば、動画視聴やZoomはまず大丈夫。もちろん、ネットサーフィンもサクサクです。無線LANとかだと標準的かも。

③50Mbps〜90Mbps
これくらい出ると気持ちいいよねーって感じ。重いデータのバックアップやダウンロードなんかはこれくらい出るといいですね。

④100Mbps〜300Mbps以上
もう、ここまで出ると感動レベル。やはり、重いデータをバックアップするのに役に立ちました。600GBのデータをCloudストレージにバックアップするのに数時間でいけましたね。ちなみに、これくらいの速度を出すには無線だと厳しいかも。有線LANで出せる速度かなって思います。(それ相応のスペックを持つPCやWi-Fiルーターなら別かも知れませんが私は試したことないです。)

とまぁこんな感じです。ネットでは300Mbps以上でた!なんて報告もあるのであなたもご自宅の回線速度を測ってみてはどうでしょう?

https://fast.com/ja/

それではいよいよ速度改善ポイント。私の経験上の話です。

1.古いルータを使用していないか?

結構多いのがこれ。Wi-Fiルーターって案外壊れないんですよね。なので、ついつい長い間使っちゃうんです。私はWi-Fiルーターを以下の機種に交換しました。


これによって劇的に改善したんです!今まで、数Mしか速度が出ていなかったのに、数十Mに改善したんですよね。これには感動しました。

※ちなみに後述する後継機より旧い機種の方が値段はお高いです。
理由は後継機はLANポート3つに対し、旧機種はLANポートが4つ付いているからかなと。LANポートが3つでよければ後継機の方が良いと思います。

古いルーターを使用している方は色々と機種選定に迷うかも知れませんが、ある程度最新機種でしたらそこそこの速度は出るんじゃないなか?と思ったりします。

IPV6対応やもっと接続台数が多い方が良い、メーカーによっても機能がそれぞれ違うのでそういったところにこだわりたい方は、色々と調べてみてもらっても良いです。(ちなみに、うちのルーターはIPV6に対応してないです。)

ただ、そんなの面倒!といった方向けに我が家の環境を公開しますのでWi-Fiルーターを選ぶ参考にしてもらいたいです。※今現在、とても快適に使用しています。
●我が家の環境
スマホ×4台、iPad×1台接続(たまにPC接続)
※2LDK壁式コンクリートマンションでリビングの極力部屋全体の中央に置いて全部屋Wi-Fiルーターが届きます。

私が利用しているルーターの後継機は↓ですね。(IPV6対応しとる。。。)


ご参考になれば嬉しいです。

2.LANケーブルは古いタイプを利用していないか?

LANケーブルも結構長持ちします。ただ、古いタイプのLANケーブルを使用しているために速度が出ないってケースもあるんですよね。

なので、古いLANケーブルを使用している人は買い替えちゃいましょう。LANケーブルの種類はできればCate6と呼ばれるケーブルを購入すると良いです。

ここで気をつけるのはLANケーブルの一部を交換するのではなくて、全てのLANケーブルを交換する必要があります。特に、ONU〜Wi-Fiルーター間の交換は忘れないようにしましょうね。

3.Wi-Fiルーターの設置場所は大丈夫?

ご家庭のWi-Fiルーターの設置場所は大丈夫ですか?

①ルーターは出来るだけ部屋の中央に置く。
②電波干渉を防ぐために電子レンジなどの近くに置かない。
③2.5Ghzと5Ghzの違いを理解する。

③について少し補足しますね。Wi-Fiルーターの電波って大きく分けて以下の種類に分別されます。

2.5Ghz帯:低周波なので、遠方まで届きやすく壁などの障害物も通過しやすいのが特徴です。ただし、電子レンジやIHヒーターなどの家電製品やBluetooth製品などの電波干渉を受けやすくその影響で速度が低下したり、切断されたりするケースがあります。

5Ghz帯:高周波なので、2.4Ghz帯よりも安定していて高速な通信が可能です。ただし、障害物などに弱いので別の部屋にいる時や離れた場所などでは電波が届きづらいケースもあります。

今どきのWi-Fiルーターは帯域を自動的に振り分けてくれますが、ごくまれに切り替わらないケースもあります。その場合、手動で切り替えれば電波が繋がるようになります。

私の場合ですと、リビングで動画視聴をしている(5Ghz帯)→寝室に移動して電波が弱いな、と感じた時は(2.5Ghz帯)に切り替えるようにしてます。

ちなみに、Buffalo製品だとスマホのWi-Fi設定(SSIDといいます)で以下の表記になります。
Buffalo−G–○○:2.5Ghz帯
Buffalo−A–○○:5Ghz帯

規格としては2.5Ghz帯の方が先なので古い製品だと2.5Ghz帯にしか対応していない、なんていうこともありますね。

ご参考までに。

4.有線は最強

無線より有線LANの方が安定しているし高速です。どれくらいの違いがあるかというと

有線:100Mbps超えもあり
無線:50Mbps〜60Mbpsくらい

これくらい違います。

じゃあどんな時に有線を使用するかというと大容量データのアップロードやダウンロードをする時ですね。LANケーブルを最新のもの(Cate6以上)にするのと、インターフェースなどで速度も変わるので気をつけましょう。私は以下の製品を購入しました。



まぁ、大容量データをやり取りすること以外は無線で十分かなって感じです。

5.それでも治らない時の可能性

これらを対応しても速度が改善されないあなたは、いよいよプロバイダーを見直す可能性も検討しなくてはならないです。

というのも先に図解した通りご自宅のプロバイダーが以下の影響をうけている可能性があるからです。

①自宅周辺はインターネットをたくさん利用していないか?
基地局〜自宅まで光回線が来ていますが、周辺の人たちが同じ会社の光回線を使用すれば当然そこは混雑してきます。共用タイプ(マンション)をイメージしてもらえれば良いかなと。

②プロバイダーの設備が貧弱
①の影響によりプロバイダー側で設備を増強、改善する必要がありますが設備増強よりも利益を優先しすぎて遅い、なんていうケースもありますね。

プロバイダーに問い合わせて、それでも改善しなければいよいよと乗り換えも検討した方が良いかも知れません。

まとめ

インターネットの接続に関しては慣れないと難しいかも知れないけど、ポイントさえおさえれば大丈夫です!

①光回線はどの程度の速度があれば良いのか?
光回線の速度のおおよその目安を把握します。公表されている速度をうのみにしないことです。

②占有タイプか共用タイプか
占有タイプと共用タイプでは、自宅周辺の利用状況で速度も変動します。

③古いWi-Fiルーターを使用していないか
Wi-Fiルーターを交換するだけでも速度改善が見込まれるケースがあります。私がそうでした。いきなり購入するのは。。。なんていう方はプロバイダーによってレンタルルータを用意しているところもありますので、それを利用しても良いですね。

④LANケーブルは古いタイプを利用していないか?
LANケーブルは安いので古いタイプ(Cate5以下)を利用している人は交換しちゃいましょう。

⑤Wi-Fiルーターの設置場所は大丈夫?
Wi-Fiルーターは出来るだけ中央に、電波が届きやすい場所に置きましょう。電子レンジなどの電波の影響をうけやすい場所に置くのはNGですね。

⑥いま接続されている帯域は?
Wi-Fiルーターの接続されている帯域をご自身の端末から設定で見てみましょう。状況に応じて帯域を変更すると良いです。

⑦プロバイダーは大丈夫?
プロバイダー自体に問題がある場合は、プロバイダーそのものを疑ってみましょう。①〜⑥の改善ポイントを確認してみて、それでもダメだったら改善の余地ありです。

いかがでしたか?データ通信が高速になると、その便利さがよーく分かりますよ!!

あなたのインターネットライフに幸あれ!!!!

おわり