書評

【書評】マンガでやさしくわかるアドラー心理学2<実践編>を読んでみた!


どうも、ひろです!
最近、久しぶりに心理学関連の本を読みたいなぁと思い、まずは簡単なところから入ろうかと考えてたところ。
そういえば、アドラー心理学ってよく聞くけど実際のところどうなのかなぁと思い書棚を探してみると、見つけました!

『マンガでやさしくわかるアドラー心理学2<実践編>』

よし、これならいいかもって思い手に取りました。いやー、やっぱりマンガはわかりやすい(笑)マンガを侮るなかれ、です!
それに、マンガだけでなく解説もついているから、とっても分かりやすい!読み終わるのに2時間もかからなかったなぁ。あっという間に読み終えた感じ。
オススメしますよ、この一冊!ということで記事を進めます。

アドラーって何もの?

書評に入る前に『アドラーって何もの?』か気になりますよねー。先ずは、そこから。

オーストリア出身の精神科医、心理学者、社会理論家。ジークムント・フロイトおよびカール・グスタフ・ユングと並んで現代のパーソナリティ理論や心理療法を確立した1人。
初期の頃のフロイトとの関わりについて誤解があるが、アドラーはフロイトの共同研究者であり、1911年にはフロイトのグループとは完全に決別し、個人心理学(アドラー心理学)を創始した。

引用:Wikipedia アルフレッド・アドラー

すごいですね、フロイトやユングと並ぶ心理学者!でも、日本で注目されるのもここ最近とか。で、個人心理学とは何なのか。

アドラー自身は自分の心理学について、個人心理学(ドイツ語: Individualpsychologie)と呼んでいた。それは、個人とは分割できない存在である、と彼が考えていたことによる。
アドラーが自分の心理学について個人心理学と呼んだように、アドラー心理学では、個人をそれ以上分割できない存在であると考えることから、人間の生を、個人という全体が個人の必要な機能等を使って目的に向かって行動している、というふうに考えている。より具体的には、人間は相対的にマイナスの状態(劣等感を覚える位置)から、相対的にプラスの状態(優越感を覚える位置)を目指して行動している、と考えている。

引用:Wikipedia アドラー心理学

とまぁ、社会心理とか集団心理のような個の集団的な観点でなく、個人という存在すべてにフォーカスを当てているわけです。だからこそ、個の社会になりつつある現代の日本でもフォーカスされてきているのかも知れませんね。

さて、続いてこの本の概要です!

マンガでやさしくわかるアドラー心理学2<実践編> 概要

この本の良さは、解説に合わせて身近な登場人物達が繰り広げるドラマから学びを得られるところにあります。
そして『マンガでやさしくわかるアドラー心理学1 』を読んでいなくても入り込める親切設定になっていますので、この実践編から読んで取り組む事もできます。ちなみに、Part1から読みたい方は↓からどうぞ。

さて、Part2で登場する人物は、以下の人たち

〇野村ルイ:33歳

老舗洋菓子チェーン「ブルーメ」に勤める。20代で会社初の海外出店を任され、帰国後は経営企画部の課長に抜擢される・妻の由香里と娘の麗奈、両親と二世帯住宅で暮らす。
〇アドラー先生:?歳

心理学者アルフレッド・アドラーの幽霊。縁あってルイと由香里のもとに現れるようになり、りうたりにアドラー心理学を教授する。
〇野村 由香里:32歳

ルイの妻(旧姓 前島)。ルイとは同期入社。麗奈の出産を機に「ブルーメ」の子会社に出向。ルイの母、幸子と折り合いがいまひとつ。
〇水上 花蓮:26歳

ルイの部下。アドラー心理学に詳しい様子で、さまざまな場面でルイをサポートするが。。。
〇後藤 太一:50歳

ルイの部下。マイペースな言動がルイの悩みの種に。

とまぁ、こんな感じです。で、この野村ルイ君が順風満帆な生活を送っていたところ、それぞれのキャラとの関係性から挫折に。そして立ち直る、といったストーリーになっています。

野村ルイ君、正直言ってリア充確定な感じがあるけどね。でもリア充なりの悩みはあるようで。それは読んでからのお楽しみ!

で、最後に感想です。

ひろの心に残ったフレーズ

さて。アドラー心理学の概略は以下の通り。

・人間の行動には目的がある(目的論)

・人間を分割できない全体の立場から捉えなければならない(全体論)

・人間は、自分流の主観的な意味づけを通して物事を把握する(認知論)

・人間のあらゆる行動は 、対人関係である(対人関係論)

・人間は、自分の行動を自分で決められる(自己決定性)

・人間の生き方には、その人特有のスタイルがある(ライフ・スタイル)

引用:ヒューマンギルドHP

こうした、基本的概略から、自身の問題解決を進めていくわけですが、私が取り分け感銘をうけたのは。。。

・アドラー心理学は常に前向きである

・自分自身のタイプを特定させ、その対処法を実践する

・自分自身の感情をチェックし、その課題解決に向け実践する

・劣等感を否定せず糧とする

・主張的な自分を手に入れる(私は主体性ではないかと思っています)

・課題は個人の問題であり他人がどうこうすべきでない(課題の分離)

・自己の勇気づけをおこない前に進む

特に太字の部分、私が感じるアドラー心理学の大切にすべきところではないかと感じました。

しかしながら、それぞれのタイプによって違うのでこれはこの本を読んでそれぞれの観点から課題解決策を見出していただけたらと!

ライフスタイルの6つタイプ

1.欲張りタイプ(ゲッター)
他人のものは自分ものタイプの権利主張型

2.赤ん坊タイプ(ベイビー)
他人の顔色をうかがい、好かれようとする依存型

3.人間機関車タイプ(ドライバー)
他人に任せることがでけいない猪突猛進型

4.自己抑制タイプ(コントローラー)
感情をあまり表に出さない完璧主義者

5.興奮探しタイプ(エクサイトメントシーカー)
いいと思えばすぐに食いつくが、竜頭蛇尾になりがち

6.安楽タイプ(アームチェアー)
周囲から何を考えているのか読めない安楽型

あなたはどのタイプかな?この本にはこうしたタイプの特定方法、そしてそれぞれのタイプの課題解決方法が記載されています!

私も自身のタイプがまさかこのタイプだったとは!と新しい発見でした。一つのタイプではなく、複合型のタイプにもなるかもしれないので、その点は実際にやってみるとより明確になりますね。

アドラー心理学であなたの人生もきっと前向きになれます!

そんな、おススメな本です!!