
共感した瞬間? 『あー、それわかる〜!』
お昼休みに本を読んでたら、こんな風に横から声をかけられました。共感するってこういう事なのかなーって、ふと思いました。
(そして、静かに本を読ませて欲しいと思いました(笑))
共感って言葉、本当に良く聞きますよね。で、共感とはどういう意味か説明できます? そうなんですよ、いざ聞かれると説明できないのが世の常(笑)ってことでググってみました!
共感とは
他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。また、その気持ち
引用:デジタル大辞泉
そう、喜び、悲しみなどの感情(気持ち)をシェアする状態ですね。
そして、もう一歩踏み込んで捉えてみるとこんな感じです。
・相手に理解してもらう
・相手の心を動かす
・相手とともに通じ合う
・相手に安心感をあたえる
うーん、こうしてみると『あー、それわかる〜!』じゃちょっと弱いですね(笑)
さて、今回の書評『共感スイッチ』では、どんな人の心にも存在する『共感のスイッチ』を見つけてONする方法が書かれています。
著者は、有名CMディレクターの浜崎 慎治さん。かの有名な
・KDDIの「au三太郎」
・日野自動車「トントントントン ヒノノニトン」
・家庭教師のトライ「教えてトライさん」
などなど、これらのほかにも数多くのヒット作をつくられた実績をお持ちのディレクターさんです。
そんな、浜崎さんのノウハウいっぱいの『共感スイッチ』を紹介します!
はじめにっ!:CMディレクターが伝えることの難しさを語る
CMディレクターという、いわばCM監督の役割を生業としている浜崎さん。
その浜崎さんがCMという15秒 もしくは 30秒という短い時間枠の中で伝える難しさについて、語られています。
そう、私がタイトルに何故Youtuber向けと書いたのは、CM作りとYoutube作りってつながるんじゃないかなって思ったからです。(ぶっちゃけ、直感。Youtuberさん、違ったらメンゴ m(__)m)
もちろん、本書は万人向けにカスタマイズされておりますが、そこはやはり数々のヒット作を生み出したCMディレクターさんの本だけあって、ところどころCMを引き合いにした事例が多いんですよね!たとえば、こんな感じ。
テレビを見るときもスマートフォンを片手が当たり前。たくさんのメディアで時間や関心を奪い合う状況で、それでもテレビCMへ注意を向けてもらい、視聴者の印象に残らなければならない。ずいぶん困難な仕事になったものだと思います。
引用:共感スイッチ より
テレビ業界が厳しくなったとはいえ、やはりテレビメディアはまだまだ力があります。そんな業界でもまれている浜崎さんだからこそ、のノウハウがつまっている本書の紹介です!
もくじっ!
さて、『共感スイッチ』のもくじです。
はじめに
序章:共感スイッチ ー 全てのコミュニケーションは「共感」で決まる
その1:おもしろスイッチ ー おもしろいものほど「インパクト」が生まれる
その2:鳥取スイッチ ー 会話は「ベタ」から始めよ
その3:次男スイッチ ー 人間関係は「バランス」の上で成立する
その4:国立大スイッチ ー 「共通理解」で誰とでも仲良く
その5:教室スイッチ ー たくさんの説明よりひとつの「記号」
その6:朝ドラスイッチ ー 「反復」で好かれる・愛される
その7:父親スイッチ ー 「信頼」があれば大体まとまる
その8:自分スイッチ ー 「軸」はズレてはいないか?
おわりに
どうです?スイッチだらけでしょ(笑)浜崎さんは共感を得るために、この8つのスイッチを意識されています。
これを、とても分かりやすく説明してくれるんです!
ひろの「気になるスイッチ」
本書を読んで、私が気になったところを少し紹介。その名もひろの「気になるスイッチ」
①「おもしろスイッチ」が最強である
浜崎さんがクリエイティブなCM業界で感じられた、最強の感情「笑う」について解説!少しでも笑ってもらえれば、ましてや腹をかかえて笑ってもらえれば「覚えてもらえた証拠」とまで言われています。
②「全員がわかる」を起点に!
はじめて会った人や背景のまったく違う人などと話しをする場合、それらの共通点、つまり常識やよく知られている内容で話しをすること、つまりベタな話しを起点として表現を膨らませるってことです。
③常に狙うは“ど真ん中”!
日常会話でも、なるべく相手が関心をもっていることや、共通して理解している物事を予め考えておいて、会話のどこかに仕込んでおくんですね。意識はど真ん中!です。
どうです?たった3つのキーワードだけでも、気になりませんか? これは本の一部分にすぎません。たーくさんのノウハウが詰まっています!
まとめっ!
さーて、まとめっ!
・名CMディレクターの浜崎 慎司さんの実体験をもとに『共感の得られ方』を解説!
・8つの共感スイッチを押すノウハウを解説!
・CMディレクターならではのノウハウから、Youtuberも参考に!
どうです? たくさんの人の共感スイッチをON!したくなりましたか?
だったらこの本を読んで、共感スイッチをON!おしまくろう!!
おわりぃ!